わたしたちについて
OUR STORY
株式会社
友玉園セラミックスとは
前身である「友玉園製陶所」は、明治政府農商務省御庸外国人ドクトル・ワグネル氏の指導の下に、「我国における洋式窯の開祖」と呼ばれた加藤友太郎によって明治15年(1882年)に創業されました。
友太郎が明治32年(1899年)に完成させた本焼の下絵付けの赤は「陶寿紅」と呼ばれ、当時欧米諸国に於いても出来なかった赤色の焼成であったため、人気を博し、欧州各国より多くの受賞を受けています。
友玉園製陶所の製品は、外務省の美術食器及び日本郵船会社の美術花瓶を始め、海軍・陸軍・省庁・全国の帝国大学等の化学工業用品焼成の御用命を受けていました。
「美術工芸品の焼き物」から「モノづくりのセラミックス」へと「やきモノづくり」技術を継承し、戦時中は飛行機に取り付ける気圧計の保護管を製造、戦後は民需関係に携わることにより、大手の通信機器メーカーとの取引を開始し、ステアタイト(酸化物系セラミックス)の絶縁性・高周波特性を活かし、電子管向けに部品を製造、アルミナ(酸化物系セラミックス)の絶縁性・耐熱性等を利用し、理化学機器・分析機器・真空機器向けに部品を供給してきました。
また現在では、セラミックスと金属との接合技術を活かし、気密性、組立精度、耐食性等の要素を取り込んだ非破壊検査装置、センサー向け製品等にも幅広く応用されています。
ブランドの由来
「TOJU」は明治15年(1882年)に東京で窯元として創業しました「友玉園製陶所」の創業者加藤友太郎の代表的な陶技の1つである「陶寿紅」の「陶寿」に由来します。
加藤友太郎の作品は、日本の伝統的な焼き物の技術に、西洋式窯業技術を融合させ、また、自らが開発した新技術を巧みに生かして、国内外の博覧会などで受賞を重ねました。
そして、2023年。
「TOJU」ブランドとして、「やきモノづくりで幸せにする」をコンセプトに始動しました。
社長コメント
19世紀後半にヨーロッパで流行していたジャポニスムの影響もあり、創業者加藤友太郎は、1900年に開催されたパリ万博で銀賞を受賞いたしました。その後の万博でも多くの受賞作品を世の中に送り出しました。おそらく、その当時の人々は誰も開発ができなかった技術に感銘を受けたと思われます。
その感動を再びここに復活させたい気持ちがあります。
Made in Japanのセラミックリングの質感をぜひ感じていただきたいと思います。
何とも言えない心地よさを実感していただければと思います。
株式会社友玉園セラミックス
代表取締役 加藤貴士